衛星画像データ関連サービス

スペクトル解析

地球観測衛星の多くは、地球が反射または放射する電磁波(可視光線、赤外線など)の強度をセンサで捉え、デジタル情報として地上に送っています。この電磁波の波長に着目して地上の事物の特徴を抽出することを、スペクトル解析と呼んでいます。

スペクトル解析は、土地被覆分類の調査、土砂崩壊の兆候把握、森林や農地の生育状況把握、河川や湖沼の水質監視などに役立ちます。

ASTER画像分析による土地被覆分類図(山梨県勝沼町)

ASTER画像分析による土地被覆分類図(山梨県勝沼町)

ステレオペア画像による応用解析

QuickBird衛星やASTER等は、ステレオペア画像を撮影する機能を持っており、これを利用して、航空写真測量の原理で3次元の地形モデル(DEM)を作成することが可能です。

衛星データから取得したDEMは、例えば詳細な地形図の入手が難しい発展途上国において、海外事業の概略調査などに利用することができます。また、社会資本の計画時に、3次元の景観シミュレーション映像を作成することもできます。

洪水ハザードマップ

QuickBird衛星画像から、数m程度の間隔でDEMを取得し、従来のものより格段に精密な洪水ハザードマップを作成します。また、3次元の洪水シミュレーション映像を作成することも可能です。「洪水ハザードマップ生成方法及びシステム」で特許(東京電力株式会社との共同出願)を取得しました。

交通流の観測

QuickBird衛星画像を利用して、市街地の交通現象を、広範囲かつ同時刻に観測することができます。最大61cmの地上分解能により個々の車両位置が特定できるため、従来は困難だった交通密度 K の直接測定が可能です。

QuickBird衛星による地上撮影のイメージ

QuickBird衛星による地上撮影のイメージ

また、ステレオペア画像の撮影時刻の差を利用して、車両の速度を推定することが可能です。 衛星から得られた同時刻・全域のデータと、幹線道路上の車両感知器データを組み合わせ、AVENUEやSOUND等のネットワーク型交通流シミュレータに初期値として与えれば、市街地全体を対象とした正確な交通流シミュレーションを行い、交通計画に役立てることが可能です。

川口ジャンクションのQuickBird衛星画像

川口ジャンクション(東京外環自動車道・首都高速道路)のQuickBird衛星画像

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環境流体シミュレーション

QuickBird衛星画像やASTER画像から地上の3次元形状を取得し、計算流体力学の手法を利用して精密な局地風のシミュレーションを行うことが可能です。

この技術により、小型風力発電機の設置地点選定、ビル風の解析、エアロゾルの拡散推定、日射量の推定、森林火災のシミュレーション等の応用解析を行います。

森林火災シミュレーション

森林火災シミュレーション(山梨県勝沼町)